宮城県仙台市青葉区土樋 曹洞宗 大蔵山 松源寺

お知らせ

2024.02.01
お知らせ

令和6年2月 挨拶

 
「比丘たちよ、今こそおまえたちに告げよう。 諸行は滅びゆく。 怠ることなく努めよ
 
『マハーパリニッバーナ経』『南伝大蔵経』第7巻144頁 これは釈尊の入滅に際しての最後の言葉であると伝えられています。 『マハーパリニッバーナ経』は、釈尊の最晩年に、ラージャガハ(王舎城)から入滅の地クシナーラまでの最後の旅の様子を伝える経典であります。
そして、弟子であり従兄弟のアーナンダに伝えた言葉に「自灯明 法灯明」があります。この言葉の意味は、自分を灯明(導き)として、法(お釈迦様の教え)を灯明(導き)とするということです。暗い道を歩いている時に灯されるのが灯明ですね。暗い道を歩いている中、夜道を照らしてくれるのが自分と法(お釈迦様の教え)だというのです。まさに能登半島の震災で被災された方々は暗い道を歩いているように感じていると思います。
一人一人の支援が灯明となって被災者の心を照れしていけば、先に光明が見えてくるはずです。
2月15日はお釈迦様の命日。お亡くなりになられた日で『涅槃会』が執り行われます。