2014.05.02
平成26年5月 ご挨拶
人は亡くなるとどうなりますか?という質問を受けることがあります。お釈迦様は死後のことは「不識」として詳しく話されていません。しかし『遺教経』の中に「自灯明 法灯明」の一説が遺されています。「私(釈尊)亡き後は、自ずからを拠り所とし、釈尊の教え(法)を道しるべとして修行に励みなさい」と言われている。
インド・ネパールでは輪廻転生を信じ、死後ガンジスの畔で火葬し、その亡骸は聖なる河に流す。この火葬の様子はテレビ等で目にすることがあります。翻って日本では亡き人を祀る場所は墓地・仏壇・お寺の位牌堂などあります。また遺骨に対する想いも他の国民とは随分と違います。亡き人を思い、死者を感じる心が日本人の中に根付いている感情なのかもしれません。亡くなってから49日間を「中陰」と言って新仏を祀る大切な期間であります。当山34世智貫孝善大和尚様は5月7日に49日(大練忌)を迎えます。
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2025.04.01お知らせ
令和7年4月挨拶
彼岸が終わり春の足音が近付いて来ました!!道路沿いの桜のつぼみも膨らんできて、開花が待ち遠しい4月となりました。8日はお釈迦様がお生まれになった…- 続きをみる
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2025.02.26お知らせ
令和7年3月挨拶
到彼岸。「彼岸に渡る」とは、仏教用語で、迷いのこの世(此岸)から悟りの世界(彼岸)に渡ることを意味します。その為に行う修行として六波羅密がありま…- 続きをみる
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2025.02.03お知らせ
令和7年2月 挨拶
今年の節分は2月2日でした。地球の公転の時差を補う為だそうです。 能登地震から早1年。阪神淡路大震災から30年。東日本大震災から14年にな…- 続きをみる
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2025.01.01お知らせ
令和7年1月 挨拶
新年明けましておめでとうございます。昨年は大本山總持寺をお開きになられた太祖瑩山禅師さまの七百回大恩忌として、神奈川…- 続きをみる
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2024.11.01
令和6年11月 挨拶
瑩山禅師は、1268年(文永5年)11月21日(陰暦では10月8日)に越前多称邑(たねむら)の豪族瓜生家にお生まれになりました。道元禅師がお亡く…- 続きをみる
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2024.10.01お知らせ
令和6年10月 挨拶
秋の空になり、朝晩は少し涼しくなってきました。墓地には彼岸花が咲き乱れています。10月5日は達磨様(だるま)の命日になります。七転び八起きのダル…- 続きをみる