2015.10.01
平成27年10月 ご挨拶
9月27日は中秋の名月でした。きれいにお月様が出ていました。
さて「ちゅうしゅう」には「中秋」と「仲秋」と書きますがその違いは何でしょう?
まず、「ちゅうしゅう」とは、旧暦の秋の真ん中の時期をさします。昔は、旧暦7・8・9月(現在の暦の8・9・10月頃)を「秋」としていました。そして、7月を孟秋、8月を仲秋、9月を季秋と呼んでいました。
このように、「旧暦8月」を表すときには、「仲秋」と書き、「仲」の文字を使います。
一方で、「中秋」と「中」の文字を使うと、秋の丁度真ん中の日「旧暦8月15日」だけをさすことになります。
一般的に「ちゅうしゅうのめいげつ」は、旧暦8月15日に見える月のことですから、漢字では「中秋の名月」と書くのが正しいのです。
道元禅師様は悩み苦しみの多い世の中を闇夜に、その中に煌々と照らす月明かりを悟りと譬えました。
なみもひき 風もつながぬ捨小舟
月こそ夜半の さかひなりけり
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